卒業生の声

2022年度卒業生


診療放射線技師を目指した理由やきっかけを教えてください。

祖父が放射線治療を受けたことです。身体にメスを入れることなく癌を治療できるという治療方法に感銘を受け、自身も放射線治療に携わって人の命を救いたいと考えたことから、診療放射線技師を目指すようになりました。

現在のお仕事内容と、医療人としてまた放射線のスペシャリストとして、仕事をするうえで大切にされていることを教えてください。

人間ドックでは、CT(頭部、胸、腹、内臓脂肪)、MRI(頭部、頭頚部、骨盤部)、MG、胸部Xp(胸-正面、側面)、骨密度(DEXA)、上部消化管X線検査を行っています。また、附属のクリニックからの依頼で、MG、胸部Xp、胸腰椎一般撮影、骨密度撮影(DEXA)、MRI(頭部、骨盤部)、CTの検査を行っています。
受診者様・患者様の安全と安心を最優先に考えるようにしています。放射線は目に見えませんし、“被爆”という言葉に非常に敏感な方もいらっしゃいます。大学での学び国家試験を経て、放射線を扱うプロとしての自覚を持ち、受診者様の不利益になることがない範囲でなるべく被ばく線量は減らす工夫をし、加えて検査時間の短縮や痛みの少ない態勢など受診者様の負担がなるべく少なくなるように努めています。また、被曝が特に気になる方には、検査の安全性と必要性をご理解いただけるよう説明し、検査を行うようにしています。

診療放射線技師を目指す後輩たちに、アドバイスやエールをお願いいたします。

大学での勉強や臨床実習は大変なことも多いですが、近い将来診療放射線技師として働く際必ず、自分自身の大きな力・知識になります。今からたくさんのことに興味を持って学ぶことを楽しみましょう。最後まで決して諦めず国家試験合格を勝ち取ってください!
診療放射線技師として働くことはとても楽しいです!一先輩として、皆様が夢をつかみ取ることを願っています。