カリキュラム
幅広い基礎分野から
専門知識や技術の習得まで、
医療の最先端で活躍できる人材の育成をめざします。
保健医療学部 診療放射線技術学科
ゼミナールⅠa(1年次)
本学が目的とする医療人(診療放射線技師)としての基礎的な医学・医療について理解し知識を習得する、専門分野に関する最も基礎的な科目です。入学直後の「一泊研修」を通して対人関係形成力を身につけるための導入教育を行い、「医療施設見学」「介護施設見学」を通して、医療の現場を体感するとともに、医療と福祉の連携に目を向けることができます。また、学内にある放射線機器実習施設の見学や、感染予防の基本である衛生的手洗いの実践などを行っていくなかで、医療における診療放射線技師が果たす役割についての理解を目指します。
一泊研修
一泊研修
理工学実験
理工学実験は2年次生前期の実習科目です。理工学実験では、『医用工学』、『放射線計測学』、『画像工学』の各講義内容について実験を通して、より理解を深める事を主な目的としています。また、3年次生の臨床実習に向けて、診療放射線技師に必要な基礎知識を習得するとともに、コミュニケーション能力、論理的な文章作成能力など総合的な力を身につけていくことも目的の一つとなっています。
学内実習
学内実習
放射線技術学実習
3年次生前期の放射線技術学実習では、2年次までに履修した基礎医学や放射線技術に関する専門科目について、学内の装置やファントム、模擬血管などを用いて、X線CT検査、MRI検査、超音波検査、カテーテル操作と抜去、静脈注射などについて学びます。また、後期から始まる臨床実習に備えて、接遇能力、検査対応能力について実技試験を通じて教育する臨床技能評価も行います。
臨床技能教育
臨床技能教育
臨床実習Ⅰ(3年次)
主に診療X線技術に関する内容について、実際の臨床の現場でその知識と技術に関する基礎的な実践能力を身に付けるとともに、医療現場におけるコミュニケーション能力及び患者との対人関係能力を習得することが目的です。チーム医療という体験を通して診療放射線技師の役割と義務について確認します。臨床実習施設への学生配置は1施設あたり2~3名の少人数グループ制とし、担当教員は、定期的に巡回指導を行うことで、施設の臨床実習指導者と密に連携しながら、情報交換を行い学生の指導にあたります。保健・医療・福祉分野における放射線技師の業務の流れやチーム医療の連携を臨床現場で体得します。
卒業研究(4年次)
大阪物療大学「建学の精神」に基づき、4年間に学んだ診療放射線技術学の総括として、担当教員の指導の下で、学生の予定進路や希望領域を考慮して研究課題を設定し、調査・研究を行うことで基礎的な研究能力及び診療放射線技師に求められる教養と知識を総合的に修学します。設定した研究課題について文献検索・実験・計測・学外研修等の調査研究を行い、研究に関する一連の流れを体験的に実践します。学生の興味と関心に応じて、自ら課題を設定し、最終目標として学内研究発表会や学会等で研究成果の発表を行うことも視野に入れながら、調査・研究を行うことで、基礎的な研究能力を養うとともに、総合学力に対応できる知識を確立します。
卒業研究
卒業研究